2016年2月17日水曜日

2/13 養生講座~呼吸瞑想~

 いおり鍼灸院スタッフの三谷です。

 今年も昨年に引き続き、養生講座を行っています!

 一人で瞑想する時間をなかなか習慣にできない人や、瞑想がどんなものかわからない人は参加してみてください。

 さて、今回の講座で金澤先生がお話になられたことなのですが、

 瞑想は、「いつでも」「どこでも」「だれでも」 行うことが出来る、非常に簡単なことです。

 ですから講座にお越しになり、体験を通じて学んで帰られた方は、ぜひ日常生活の習慣にして頂きたいということです。





 講座の時にだけ瞑想をするだけでは、不十分です。

 睡眠をとることや、食べることと同じように、瞑想を毎日の習慣にすると、何かが変わってきます。

 習慣を変えるのは、なかなか難しいことですが、一日の内の少しの時間を瞑想するだけで変わるものがあります。

 今までは気付かなかったことに気付いたり、忘れ物が減ったり、自分の思いがまとまったり・・・

 講座で瞑想するのと自宅でするのでは、また違った感覚になるので、そういったことも味わってもらえると思います。


呼吸法の指導中の金澤先生





次回の養生講座は2/27(土)永松先生の気を意識した体の使い方です。

ご予約やご興味を持たれた方はいおり鍼灸院HPよりお問い合わせください。
















2016年1月30日土曜日

1/23 養生講座~気を意識した体の使い方~ 


 先日の永松先生の身体学講座は沢山の方が参加され、とても賑わっていました。

 初めて参加される方も数人いらっしゃり、ご自身の身体の使い方や意識の置き方を少し変えるだ

けで、楽に且つ効率的に身体を使えることを不思議に、また驚かれていたご様子でした。


 意識や思考というのは刻々と流れていって、時に取るに足らないもののように思います。

 でもそこに「気」をのせると、思わぬ力を発揮してくれます。

 物理的にも感情的にも。

 そして自分自身だけでなく、他の人をも巻き込むような。・・・

 きっとわたしが想像している以上に、自分自身には大きな力がひめられているのだなと、最近このことを、実感するようになってきました。

 身体学講座を継続して受けて、自分の身体感覚を通じて改めて思った次第です。





金澤先生を、軽々と持ち上げる永松先生







          次回の養生講座「気を意識した体の使い方」は2月27日土曜日です。


2015年12月14日月曜日

一の会・呼吸瞑想 活動内容開示

12日に行いました「呼吸瞑想会」では、いつになく饒舌になってしまいました。

 ブログ「いおり日記」で最近書いています「気枯れ」に関して、どのような時に「気枯れ」を起こしてしまうのか、筆者自身の体験からお話しさせていただきました。



         


 太鼓をたたきながらダンスをしているうちに、トランス状態に陥ってしまう祭りや儀式などは、知らず知らずの間に無意識領域にため込んでしまった抑圧エネルギーの解消方法のひとつす。

 どれだけシンプルな社会であっても、人が集まると必ず摩擦や軋轢が生じます。

 それは、内面的に感じ方の異なる個人が、集団を形成して維持する過程で、どうしても葛藤や軋轢などは避けられないことによるものだと、筆者は理解しています。

 ましてや高度に複雑化した上に、変化のスピードが速い現代人においては、よほど自分の内面的感覚に向き合わないと、緊張でいっぱいいっぱいになってしまいます。

 自分が感じている葛藤や軋轢を押し込めて、まるで何事もなかったかのように他のことに夢中になっていても、身体には何らかの反応が必ず現れます。
 
 そして具体的に何らかの症状として心身に現れると、自分の事でありながら自分のことが分からなくなります。

 素朴な社会であれば祝由(しゅくゆ)や加持・祈祷で対処することができていました。

 しかし時代を下るにつれて、それだけでは対処することができなくなり、湯液(薬物)や鍼灸などの医療の必要性が出てきたのです。

 東洋医学では、上工(上医)は、未病を治す、と申します。

 未だ病となる前に手をうち、備わっている生命の輝きをもって表現するのが、本来の健康に生きる人間の姿だと、筆者は考えています。

 呼吸瞑想は、その方法のひとつとして、場所、時間、手間、努力、費用を必要としません。

 必要なのは、呼吸瞑想の有用性を知ること。これだけです。

 真実、真理というものは、簡単でシンプルなものです。

 

次回の養生講座は12/19(土)PM5:00より

 永松先生による~体の使い方~です。

参加希望の方はHPの一の会養生講座のご案内よりお問い合わせください。
 

一の会

2015年11月25日水曜日

自他超越!? 11/7 養生講座~呼吸瞑想~

 いおり鍼灸院スタッフの三谷です。

 自他超越? の感覚をちらりと垣間見たような瞑想会になりました。


 自他超越って、たいそうな表現ですが、実は簡単な所作で体験できます。(と、思います)


 先ず、姿勢を正して呼吸を調えます。

 そのままにして、しばらく右手の感覚に意識を集中します。

 次いで左手に意識を向けて、その手の感覚に集中します。

 そしておもむろに両手を合わせ、合掌します。

 しばらくこのままで、呼吸から意識を離さず、両手の感覚に意識を合わせます。

 しばらくすると、いつの間にか両手がひとつに感じて来るのです。

 右手が、左手が感じているのでも無い・・・両手がひとつとして感じている・・・


 当たり前と言えばそうなのですが、合掌という簡単なポーズを意識的に感じてみたことが無かったので、いまさらながら不思議な感じがしました。


 人と接した時、相手が感じているのか、ただ自分が感じているのか・・・

 このあたりのことは、いつもあいまいでモヤモヤしてしまいます。

 人間関係に生じる誤解や行き違いも、このあたりにあるのかもしれません。

 ここに思考が入ると、さらに際限なくモヤモヤが大きくなってしまうな~と、ちょっと振り返って思いました。


 分別なく、ただ素直に感じていると、相手の感じていることと、自分が感じていることが一体となるんだ!

 と、まあこんなふうに理屈では思ったのですが、これがなかなか・・・


 人の身体に直接触れる東洋医学にも、分別知としての理論はあります。

 金澤先生が、人に触れる時には、一切を忘れて 「ただ触れて感じる」 とおっしゃってる意味が、何となく分かったかのように、チラッと感じました。

 思い込み、偏見、自分勝手な都合で人に接しない。

 人や物事に向かい合っているときの、自分の状態。

 これだなって、感じました。

 





 自分の感じていること、そして気持ちに意識的になること。

 それには、ちょっとしたときに自分の呼吸に意識を向けるのが一番大切です。

 意識的であるかどうか、気付いているかいないのか、ちょっとした違いのようですが、天地の差ほど大きく自分を含めた世界が違ってきます。

 それに何よりも、気付いていなければ解決の手がかりさえ見つかりません。

 病もその延長にあります。

 自分に気付くことが病を防ぐ第一歩でもあります。


 是非とも呼吸法と瞑想は、日常的に取り入れることをお勧めします。



次回の養生講座は11/21(土)PM5:00より

 永松先生による~体の使い方~です。

参加希望の方はHPの一の会養生講座のご案内よりお問い合わせください。



2015年11月1日日曜日

10/24 養生講座~体の使い方~

 いおり鍼灸院スタッフの三谷です。

 今回の養生講座は、初めて参加される方が多かったのもあり、以前にも行った船漕ぎ運動を
復習しました。

 船漕ぎ運動は、文字通り船を漕ぐ動作なのですが、腕の力だけで漕ぐのではなく丹田を軸とした体重移動がポイントとなります。

 単純な動作なのですが、これを日常生活の動作に用い、常に体全体を意識しながら行うと疲れ方が全然違うと実感しています。

 現代人は、思考が優先し、身体感覚がおろそかになっているので、どうしても重心が高くなっています。

 何気ない丹田呼吸や気をおろした体の使い方は、現代人はほとんどできていないです。疲れやすいのも、当然のように感じます。

 少しでもこの体の使い方を感覚として理解できると、自分で意識して練習することができるので、鍼灸師であれば同じ鍼をしても、不思議と効果がより高まります。しかもどれだけ集中しても疲れません。

 一般の人であっても仕事の効率が上がるだけでなく、身体の軸を意識していると、対人関係も楽に意思疎通が行えます。

 健康食品やサプリメントを摂る人が多いですが、自分自身の呼吸や身体感覚を意識して生活を送ることこそが、本当の健康につながるように、僕は感じます。


 
 自分の体と心の軸をしっかりと構築し、身の回りの様々な出来事に対応することが大切なのだなと、段々と分かるようになってきました。

 実際に永松先生に触れて頂くと、こちらの気を感じ取ってくださり、僕自身の気の置き所を自覚しやすいように導いてくださいます。

 リアルに体の使い方が、からだの感覚を通して伝わってくるのですごくわかりやすいです。

 人間は解剖学的な機械システムではないので、実際に触れて感じることこそが大事です。

 まずは、自分の軸をしっかりと感じ取れるようになり、その上で身体感覚に任せる。

 あらゆることに通じることなのだと分かるのですが、これがなかなか・・・

 丹田に重心を置くことが習慣になるまで コツコツと続けるのが一番の近道ですね。



 次回の養生講座は11/7金澤先生による呼吸瞑想です。

 ご興味のある方はHPよりお問い合わせください。



2015年10月9日金曜日

10/3 養生講座 ~呼吸瞑想~

  いおり鍼灸院スタッフの三谷です。


 今回は呼吸瞑想を始める前に「自動運動」を行いました。

 僕たちは普段、身体の自然な動きのエネルギーを意識で抑え込んでしまっているそうです。

 その抑え込んでしまっている気を、自然に沸き起こってくる身体の動きに任せ切ることで解放させるというものです。

  自動運動は、上半身を前屈し、力を抜いておくと徐々に出てきます。

 かく言う、僕は出てこなかったのですが。。。

 自動運動が出ない人は、どこかにまだ力が入っているから出ないか、意識の力が支配的なわけです。

 出る人は、余分な力をぬけますし、意識も緩むので、その後の呼吸瞑想がやりやすくなります。、


自動運動の指導中の1枚



 その後、いつも通り呼吸瞑想に入っていきました。

 永松先生の身体学講座で教えていただいている、体の使い方を試しながら座ると永遠に座っていれそうなくらいに安定して座れました。

 安定して座れると心の移り変わりが普段よりも少なく、心と体はどちらがおかしくなっても、良くないほうに引っ張られます。

 逆に楽な姿勢や楽な気の持っていき方ができれば、心と体は安定し、些細なことには動じなくなります。


瞑想中の金澤先生

 些細なことでも楽しいと感じれるようにするには、体から変えていくのも一つですね。


 次回の養生講座は、10/24(土)永松先生による身体学講座です。

 ご興味のある方は、HPよりお問い合わせください。

 ※会場が普段とは異なりますのでご注意ください。













2015年10月2日金曜日

9月26日の養生講座を終えて


 9月26日の養生講座『気を意識した体の使い方』では、前回の「立禅」の内容を応用し、効率的な「歩き方」について練習しました。

「疲れにくい立ち方」を実演中の永松周二先生

 まずは「立禅」の復習から。

 地球の重力をまっすぐに受けて足の裏まで落とす「立身中正」の状態を取れるということは、良い歩行のための基本となります。

「立身中正」を磨いていくために、自分の背骨の癖をチェック。

 「立身中正」に磨きを掛けていくためには、自分の背骨の癖をよく実感できていることが大切です。

 そこで、今回は、その確認方法を新しく教わりました。

 一回一回、広げた腕の角度を上下に変化させつつ、上の写真のようにいすを使って背中を反らせることで、負担が自分の背骨のどの高さに生じやすいか、チェックしていきました(転倒にはどうぞご注意ください)。

 負担の生じるところが、普段、重力をせき止めやすいところだということです。

力を発揮しやすい立位と発揮しにくい立位


 上の写真──左のような姿勢で体を使い続けられれば無理は掛かりませんが、右のような姿勢で無自覚なままにいつも頑張って生活しているとすると……疲れ具合に差が出るのも当然ですよね。

 肩の上がり具合や立ち位置など、日常生活において工夫できることはたくさんありそうです。

「効率の良い歩き方」を実演中の永松先生

 最後に、この日のテーマであった「歩き方」について。

 上の写真は、左の永松先生が、右の方の抵抗を押し返しながら歩いている最中の一コマです。


 筆者・稲垣も、挑戦してみましたが……難しい!

 けれど、ポイントは分かってきつつあります……多分……。

 いかに上下動を少なくして、「立禅」で感じていたエネルギーを前への推進力に変えていくか。

 「二目平視」や「三尖相照」で学んだ「視線の力(意識の力)」が大切になってくるのだと解釈しています。

 伏し目がちで、意識を落として歩いてしまうと、その反動を一歩ごとに頭から逃がしてやる必要性が生じ、非効率的な前進運動になってしまうのだと思います。

 まるで、卑屈さが必ず傲慢さを生むかのようです。

 「体の使い方」は、実は「心の使い方」にもつながるのですね。

  • 次回の養生講座
    • 呼吸瞑想 ⇒ 10月3日(土)17時より、いおり鍼灸院と同ビルの3階・大会議室にて。
    • 気を意識した体の使い方 ⇒ 10月24日(土)17時より、7COLORS STUDIOのイエロースタジオにて。

 詳細は「いおり鍼灸院」のホームページでご確認ください。